ブログ運営を始めてみたものの、どんな記事を書けばいいのか分からず悩んでいます。
良い記事のアイデアがなかな浮かびません。
ブログ記事のアイデア出しって苦労しますよね。
お気持ち、分かります。。
僕自身もアイデアが出ないばっかりに、何日も記事投稿が出来てない・・・ってことを何度も経験しています(笑)
そこで、今回は書籍「パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法」を参考にしてアイデア出しの方法をご紹介していきます。
- 多くの人が誤解しがちな「考える」と「思う」について
- 良いアイデアの事例
- アイデアを生み出す方法
結論を述べると、
考えを「広げる」+「深める」
でアイデアを作り出すことができます。
本書では、アイデアは出てこないのは才能やセンスではなく、考え方の問題と捉えています。
要するに、『考え方』を知らないだけなのです。
本書では著者の考える『考える技術』を言語化してくれているので、誰でも体現化が可能となります。
それでは、早速はじめていきましょう。
ブログ記事のアイデアが出ない理由は、誤解が原因!?
まず前提として知って欲しいことは、「考える」と「思う」はまったくの別物だということです。
多くの人は誤解しているケースがよくあると著者は述べています。
- 「思う」は頭に浮かんでくる、感じること
- 「考える」は目的のために意識的に思考すること
目的なく頭に思い浮かんでくる思考は、「考えている」のではなく「思っている」のです。
僕は勘違いしてたみたい。
なんとなく「考えてる」気になってるけど、実際は「思っている」だけだったのか…
「考える」と「思う」の違い
つまり「次のブログ記事なにがいいかな〜」って思い浮かんでくる思考は、「思っている」だけということになります。
- 「次のブログ記事の題材はなにがいいかな〜」
→「思う」 - 「次のブログ記事では、反応率をあげたいな〜。反応率をあげるにはどんな題材がいいかな?」
→「考える」
前者では、漠然と思考しているのに対し、後者では「反応率をあげるため」という目的が意識されています。
なるほど!!
少しわかったぞ!!
アイデアがあれば困難を乗り越えられる
前項で、「考える」と「思う」の違いについて紹介してきました。
ここから、「考える」ことをして素晴らしいアイデアになった事例を紹介します。
良いアイデアの事例
- 「明太子」のメニュー表示を「博多スパイシーキャビア」に変更して大ヒット
- 「ボイスレコーダー」を「メモ」として使う提案で爆発的ヒット
- 小学生の好きな「うんち」と苦手な「漢字ドリル」を組み合わせて「うんこ漢字ドリル」が100万部超えの大ヒット
上記の事例を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
例えば「明太子」の事例では、アメリカ・ニューヨークの博多料理店で明太子のメニュー表記を「Cod roe(タラの卵)」から「博多スパイシーキャビア」に変更しました。
- 変更前:「Cod roe(タラの卵)」
→食べる前に酷評 - 変更後:「博多スパイシーキャビア」
→大ヒット
アメリカには魚の卵を食べる文化がなく、変更前では「なんだこれは、気持ち悪い!」と食べてもいないのに酷評されていたそうです。
そこで博多料理店のオーナーは、アメリカ人がヨーロッパの食文化に対してリスペクトをしている点に目をつけ、「〇〇キャビア」という風に命名しました。
すると、「うまい!うまい!」と食べはじめ、たちまち大ヒットメニューに変貌してしまいました。
これらは、考えることによって生み出されたアイデアの一例です。
- アイデアを生み出せるのは特別な能力、スキルを持った人
→誤解 - アイデアは方法さえわかれば誰でも生み出せる
→正解
アイデアを生み出せるのは特別な能力やスキルによるものではなく、
誰でも方法さえ分かれば生み出せると著者は述べています。
その方法とやらを教えて欲しい!!
次の項で著者の言語化されたアイデアを生み出す方法(『考える技術』)について紹介しますね。
アイデアを生み出す「考える技術」
アイデアは浮かんでくるものではなくて、作るものと著者は述べています。
『考える技術』に必要な3つの方法というよりもルールを紹介していきます。
- ゴールを決める
- インプットして情報を整理する
- 考える=「考えを広げる」+「考えを深める」
それでは、順に見ていきましょう。
ゴールを決める
全ての思考にはまず「ゴール(=目的)」の設定が必要です。
「ゴール(=目的)」によって取るべく策が全く異なってきてしまうからです。
- 悩み
「Aさんに嫌われていんじゃないか」 - ゴール
Aさんに嫌われないこと
Aさんから距離をおくこと
上記のように、Aさんに「嫌われないこと」を目的におくのと「距離を置くこと」では考える対策が全く異なってきます。
インプットして情報を整理する
「考えること」は無理やりひねり出すのではなく、現状の整理から始めます。
現状整理に必要な3つの過程
- 課題を決める
- 必要な情報をインプットする
- インプットした情報を整理する
例えば、下記の例で考えてみましょう。
- ゴール
→年間100万円の貯金がしたい - 課題
→月々5万円貯金を増やす必要がある
次は課題を解決し、ゴールに向かうためのインプットをします。
月々5万円貯金を増やす方法を本やネット情報からインプットします。
※この際に「時間をとられすぎないこと」が重要で、100%ではなく60%くらいのインプットができたら先に進む様にします。
最後にインプットした情報を整理します。
この際のポイントは下記2点です。
- 人間の心にある、普遍性、本音を考えながら情報を整理する
- インプットした情報を疑う
〈例〉貯金がに正しいってほんと?
「疑う」「信じない」「つっこみにを入れる」姿勢で整理していきましょう。
考える=「考えを広げる」+「考えを深める」
考えることは考えを広げること、考えを深めること、その両方を意味すると著者は述べています。
- 広げるとは可能性を考えていくこと
→存在しなかったものを考え、新しい価値を作っていく - 深めるとは本質的価値を考えていくこと
→「そもそも」の部分を考える
作中で登場している「ほぼ日手帳」という、ヒット商品の「手帳」を例に考えてみます。
- 考えを広げる
→アーティストや企業とのコラボレーション - 考えを深める
→スケジュール、日記、ノート
→→つまりLIFEが書かれているもの
真っ先にデジタル化されて不要になりそうな「手帳」という機能を新たな価値を生むことによりヒット商品となった良い例です。
その他にも、「ボイスレコーダー」を「ちょっとしたメモがわり」として使う提案で爆発的ヒットを生んだジャパネットたかたの例などもありますね。